新しい家電や設備を導入する際に必要になることがあるのが電源工事です。
・エアコンのために専用コンセントが必要と言われた
・200V対応のIHクッキングヒーターを設置したい
こうした場合、ただ差し込むだけではなく、電気工事士による電源工事が欠かせません。この記事では、電源工事の種類、費用相場、注意点を初心者にもわかりやすく解説します。
電源工事の流れや具体的な進め方は、電源工事の基礎知識と手順（evconcent.com）でも詳しく紹介されており、初めて工事を依頼する方に役立ちます。
電源工事とは？
電源工事とは、家庭やオフィスで使う電気機器に必要な電源コンセントや配線を新設・変更する工事のことです。
- エアコン用コンセントの増設
- 100Vから200Vへの切り替え
- ブレーカーの容量アップ
- 家庭用EV充電器設置
など、電気の供給環境を整える工事全般を指します。
電源工事の種類
1. コンセント増設工事
既存の壁や床から分岐して新しいコンセントを設置
費用相場：5,000〜15,000円
2. 専用回路工事
エアコン・電子レンジ・IHヒーターなど、大電力を使う家電用に専用回路を設ける
費用相場：15,000〜30,000円
3. 電圧切替工事・100V→200V
エアコンやIHクッキングヒーター用に200V対応コンセントへ変更
費用相場：10,000〜25,000円
4. ブレーカー容量変更工事
契約アンペア数を上げるためにブレーカーを交換
費用相場：20,000〜40,000円
5. EV充電設備工事
電気自動車・プラグインハイブリッド車の充電用200Vコンセントを設置
費用相場：50,000〜100,000円以上
電源工事の注意点
- 必ず資格者に依頼する
→ 電源工事は第二種電気工事士以上の資格が必要。DIYは禁止されています。 - 建物の構造で費用が変動
→ 壁の中に配線を通す必要がある場合、追加工事費が発生することも。 - 容量不足に注意
→ 家全体の契約アンペア数が不足するとブレーカーが頻繁に落ちるため、契約変更が必要。 - 見積もりを複数社から取る
→ 特に200V切替やEV充電工事は価格差が大きいので比較が大切。
工期や費用の目安についてさらに詳しく知りたい方は、初めての電源設備工事｜費用と工期の目安（arumik.co.jp）も参考になります。
電源工事が必要になる主なケース
- エアコンを新しく設置する
- IHクッキングヒーターに入れ替える
- 電気自動車の充電を自宅で行う
- 家庭の電気使用量が増えてブレーカーが落ちやすい
まとめ｜電源工事は資格者に依頼して安全に
電源工事はコンセント増設・専用回路・200V切替・ブレーカー容量変更など多岐にわたります。費用相場は工事内容によって5,000円〜10万円以上。DIYは不可、必ず電気工事士の資格を持つ業者に依頼することが大切です。安全で快適な電気環境を整えるために、電源工事を正しく理解して検討しましょう。