固定電話やインターホン、さらにはインターネット回線・ADSLや一部の光回線機器で利用されることがあるのが電話線・モジュラーケーブルです。なかでもよく見かけるのが4芯タイプ。
電話線 4芯 つなぎ方はどうするの?
2芯とどんな違いがあるの?
色の組み合わせはどう選べばいい?
この記事では、電話線 4芯 つなぎ方の基本的な仕組みから、実際の接続方法、作業時に注意すべきポイントまで、初心者にもわかりやすく解説します。
電話線4芯とは?
電話線には2芯と4芯があり、芯とは中に入っている銅線・導線の本数を指します。
- 2芯ケーブル … 基本的な電話回線・1回線分で使用
- 4芯ケーブル … 2芯を2組まとめたもので、主に以下に使われる
- 1本のケーブルで2回線を使いたい場合
- 予備線として用意しておく場合
- インターホンや複数の機器を接続する場合
つまり、電話線4芯は2芯が2セット入ったケーブルと考えるとわかりやすいです。
電話配線の基礎知識については、モジュラージャックの種類と仕組みも参考になります。
電話線4芯の色分けと役割
電話線4芯には、一般的に以下のような色が使われています(メーカーにより多少異なる場合あり)。
芯線の色 | 役割 |
---|---|
赤 | +側・回線1 |
緑 | -側・回線1 |
黄 | +側・回線2・または予備 |
黒 | -側・回線2・または予備 |
基本は赤と緑のペアで1回線分を構成し、黄と黒は2回線目や予備として利用されます。より詳しい電話線の種類や延長方法については、NTT東日本の電話線ガイドが参考になります。
電話線4芯のつなぎ方・基本手順
- ケーブルの外皮をむく
ニッパーやカッターで外側の被覆を数センチほど剥がす - 芯線の被覆をむく
1cmほどビニール被覆をむき、銅線を出す - 必要なペアを選ぶ
1回線だけなら 赤と緑、2回線目を使う場合は 黄と黒 - 差し込み口や端子台に接続
壁のモジュラージャックや電話機の端子に色ごとに接続 - 通話テストを行う
発着信できるか確認し、不良があれば再配線
作業時の注意点
- 必ず回線を外してから作業する
- 芯線の色を間違えない
- ケーブルをねじらず真っすぐ接続する
- 建物内部配線は資格が必要な場合がある
電話線4芯が活躍する場面
- 自宅やオフィスで2回線の電話を引くとき
- インターホンの配線
- ADSL回線の接続
- 予備線を残しておきたいとき
まとめ|電話線4芯のつなぎ方は「色をペアで接続」が基本
電話線 4芯 つなぎ方は、基本的に赤+緑と黄+黒というペアを意識すれば難しくありません。
1回線だけを使う場合でも、余ったペアを予備線として残しておくことで、将来的な拡張や交換がスムーズに行えます。
ただし、住宅やオフィスでの配線工事には資格が必要となるケースもあるため、不安な場合は必ず専門業者に依頼しましょう。
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